歓送迎会で寸志の紹介をしなかった!どうしよう!? その時に

歓送迎会
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初めて歓送迎会の幹事をした入社して2年目の木村君(仮名)のことです。

彼の奮闘記をお話します。聞いていただけますか。

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幹事の仕事を頑張った木村君

木村君は、幹事なんて初めてなので、

日程の調整からはじまり、お店選びや下見や料理の打ち合わせ案内状の発送・とりまとめ等々、

めっちゃ頑張って、当日を迎えました。

この会社の幹事は、歓送迎会の司会も担当します。会の始まる前は、1週間前から考えた台本を片手に持ち、参加者に丁寧に挨拶をしていました。

歓送迎会の始まる前

そんな時です。

部長がそばに来てくださり、

「お疲れ様。今日はよろしく頼むよ。」と一言声をかけていただいた後、

何気なく寸志と書かれた白い封筒を渡していかれました。

そして、こっそりと「会の中では、触れなくていいからね。」ともおっしゃいました。

木村君は、白い封筒を受け取った後、会費なら会計の担当にやっていただいているし、

会費ではないので、後から会計報告の中に入れておいた方がスマートかなと考えました。

また、「触れなくてもいいから。」という一言も守った方がいいんじゃないかと思い、

その封筒は背広の内ポケットに入れておきました

歓送迎会の後

歓送迎会も無事に終了し、会計も済ますことができました。

皆さんが解散するときに、何となく部長が不機嫌な感じに見えたのが気になってはいたのですが・・・。

先輩から、

「幹事さん、お疲れ様。大変だったけど、盛り上がって良かったよ。ところで、いつも、部長から寸志をいただいているんだけど、今日はなかったのかな。」

とたずねられました。

木村君は、内ポケットから「はい、これならいただきました。」と寸志と表書きのある白い封筒を先輩に見せました。

先輩は、すごく驚いて

「おまえ、これ寸志じゃないか。」

寸志をいただいたら会の中でちゃんと紹介しないといけないのに・・・。」

その先輩からは、それ以上言葉がなかったのです。

他の先輩からも、同じようなことをたずねられました。

「寸志」のこと

それを見ていた歓送迎会や「寸志」のこと詳しい友人がいろいろと話を聞いてくれて、

寸志は、以前は祝儀袋でいただいたんだけど、最近は、白い封筒に「寸志」と書いていただくことが多くなっていること。

また、会費と一緒に渡される方もおられること。

渡されるときに、幹事への心配りとして「言わなくてももいいよ」とおっしゃること。

などを教えてもらいました。

友人は、最後に、

「お志をくださった部長に失礼なことをしたし、部長にお礼を言えなかった皆さんに対しても、とても失礼なことになるんです。」

と、伝えてくれました。

ことの重大さがわかった木村君は、途方に暮れてしまいました。

木村君は、どうしたらいいのかをその友人に相談したかったのですが、友人はその場を離れてしまっていました。

友人の、「会費と一緒に・・・」言葉に、はっとした木村君は、急いで会計を担当していただいた方に、連絡を取りました。

すると、その方から、「課長から、会費とは別に5000円いただきましたよ。」と聞きました。

木村君の不安は、当たってしまったわけです。

「部長と課長からいただいていたのに、紹介しなかったんだ。」

と、自分が情けなくなってしまった木村君でした。

すごく落ち込んでしまった木村君でしたが、土曜日と日曜日に大学時代の親しかった友人に相談しました。

相談をして何とか自分でも考えて、月曜日を迎えました。

 

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木村君の誠意

月曜日は、いつもより1時間早く出社して、部長や課長がこられるのを待ちました。

部長が来られると、すぐに飛んでいきました。

深々と頭を下げて、

お志をいただきながら、会の中で紹介しなくて本当にすみませんでした。」

と、心からお詫びしました。

部長からは、「これからは、よろしくな。」とおっしゃっていただけました。

今度は、課長です。

課長にも丁寧にお詫びしました。

さて、木村君の行動は、これで終わったわけではありませんでした。

月曜日には、朝礼があります。

あらかじめ、部長と課長に了解をいただきましたので、司会の主任にお願いして朝礼の最後に時間をとっていただきました。

そして、朝礼の最後に、

「歓送迎会は、皆様のおかげで無事終えることができました。ありがとうございました。

今日は、皆さんにお詫びがあります

それは、歓送迎会で、部長・課長にお志をいただいておりましたのに、

幹事である私の不都合により、紹介することができませんでした。

心よりお詫び致します。

今後は、会の中でももちろん、仕事の上でもこうしたことがないよう努力していきますので、よろしく御願い致します。」

その場が、ちょっとしらけた感じになったのは言うまでもありません。


後から、先輩が来て

「よく言えたな。」と一言声をかけてくださいました。

これで、木村君のお話を終わります。

まとめ

この話は、私の身近で起こったことを元にしています。

失敗は誰しもあります。失敗を乗り越えることが大切ですし、本当に勇気がいる難しいことです。

 

歓送迎会のことでお悩みのあなたに、

こちらでも紹介しています。

よろしければご覧ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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初めまして 石森陽楓と申します。
住まいは大阪です。
年齢は、ちょっといっています。
ご覧いただいた方に、なるほどと思っていただけるような内容にしていきますのでどうぞよろしく御願い致します。

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