今度の入学式でPTA会長として挨拶されるあなた、本当にお疲れ様です。
たくさんの人の前で話すってとても緊張しますし、プレッシャーも感じることと思います。
そこで、私から、小学校の入学式でのPTA会長の挨拶のコツと練習の仕方、そして話しやすい例文、落ち着いてするための挨拶の前と後の一例の順番もお伝えします。
目次
挨拶のコツと練習の仕方
たくさんの方の前で挨拶をしようとすると、たくさんの方の顔を見てしまい、本当に緊張してしまいますね。
でも、大丈夫です。緊張しないためのコツと練習の仕方がありあります。
挨拶の例文を読みます
まずは、この後に紹介する例文を、読むわけですが、挨拶は、実際に声に出すことですね。
ちゃんと声に出して読んでみましょう。はじめは、小さい声でいいですから・・・。
挨拶の例文を自分の言葉に言い替えましょう
読みながら、「ふんふん、その通り。」というところは、そのまま読んでいきましょう。
「ええぇ?」「わたしの気持ちとは違う。」というところは、自分の思いや言葉に言い換えてみましょう。
メモでも、箇条書きでもいいです。忘れないうちに書き留めておきましょう。
すると、はじめは、例文であっても、書き替えていく内に、自然と自分の文章になっていきますね。
自分の文章になったら、自信を持って読むことができますね。
ところで、実際に挨拶文(謝辞)を読み終えた後、演壇に置いておくという学校でしたら、紙に書かないといけません。
くわしくは、こちらで紹介していますので、ご覧ください。
紙のことは、事前に、教頭先生か校長先生に聞いておくといいですね。
緊張のほぐし方や話すときのコツ
実際に、舞台に上がり演壇を前にしますと、なれないところに立ったということもあって緊張してしまうことがあります。
緊張をほぐす方法があります。
本番のことを話しますと、演壇を前にしてから、まず、一礼をします。胸ポケットから紙を取り出して包み紙をとって中の紙を取り出して広げます。
その時に、軽く息を吸って軽くはいてみてください。この軽い呼吸でずいぶん楽になりますよ。
紙を持たずに話す場合は、一礼の前に、軽く呼吸をしてみてくださいね。
さて、挨拶のコツは、ゆっくりと大きな声で話すことです。普段、大きな声で話すことってあまりありませんね。
練習の時に大きな声で読むようにすると、本番でも大きな声が出せるのです。
家の中で大きな声を出すときには、家族の皆さんに、声をかけておくことをお忘れなく・・・。
挨拶の練習
挨拶の前に、やっぱり練習しておいた方がいいですね。
本番で、なるべく上がらないためにも・・・。
原稿の内容をしっかり覚えておいて、本番は紙を読まずお話しするというやり方もありますが、かなりハードルが高くなりますのであまりおすすめはしません。
原稿を持って前を見ながらアナウンサーのようにチラッチラッと見るようなやり方がいいのではと思います。
じゃあ、いつから始めるかといいますと、おすすめは、4日前からです。
安心できないと思ったら、1週間前からでもいいです。
1日に、30分程度大きな声で、ゆっくりと読むようにしましょう。その時に、「棒読み」にならないように、自然な抑揚を付けて話しかけるように工夫するといいですね。
はじめは、原稿を見て読みますが、次第に、原稿から目を離すように練習していくのがいいですね。
それと、とっておきの練習があります。洗面所や、鏡台の前での練習です。
それは、「笑顔」の練習です。
鏡の前で読んでみるのもいいですね。
挨拶の例文
新入生のみなさん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。
(1年生の方を見てから)
新入生の皆さん、すごくいいお顔をしていますね。
皆さんは、今日からこの○○小学校の1年生です。
新しい先生やたくさんのお友だち、そして、やさしいお兄さんやお姉さんと勉強したり遊んだりします。
初めてのこともたくさんあると思いますが、困ったときには、先生やお友だちに聞いて頑張ってくださいね。
おうちの方にお話しするので少し待っていてくださいね。
保護者の皆様、PTAは、保護者の皆様と校長先生をはじめとする先生方と手をつなぎ、子どもたちがよりよく育つようにと願い様々な取り組みを進めております。
皆様の温かいご理解と積極的なご参加・ご協力を御願い致します。
(1年生の方に目を戻して)
おうちの方へのお話が終わりました。
皆さん、とてもお行儀がいいですね。さすが○○小学校の1年生ですね。
(6年生に目を移して)
今日、入学式に参加されている6年生の皆さん、ありがとうございます。1年生をよろしくお願いしますね。
(全体を見て)
これを持ちまして祝辞とさせて頂きます。
挨拶の前と後の一礼の順番
挨拶の原稿も出来上がり、練習もしっかりとしました。これでバッチリと思ってませんか。
実は、もう一つハードルがあるのです。
それは、挨拶の前と後の一礼です。
これを頭に入れておかないと、当日、舞い上がってしまうかもしれませんよ。
詳しくお伝えします。
入学式のPTA会長の挨拶は、「校長式辞」「教育委員会告示」の後の「来賓祝辞」で、議員さんの後になります。
それまでは、ゆっくりとかわいらしい子どもたちの顔を見ていてください。
議員さんの挨拶が終わり着席されますと、司会者から「PTA会長 祝辞 ○○様よろしくお願いします」とアナウンスされます。
よばれましたら、その場で起立して,来賓の方を向いて「一礼」をします。この時に、来賓の顔を見ると緊張度が高まることがありますので目は合わせない方がいいです。
次に、校長先生に向いて「一礼」、
その後階段を上り、舞台を2~3歩歩いたところで国旗に対して「一礼」、それから演壇に向かいましょう。
演壇の前に立ちましたら、全体に「一礼」。(ここで、軽く呼吸です。)
その後、1年生が座らないときには、「1年生の皆さん座りましょう」と声をかけてください。
内ポケットに入れておいてあいさつ文を取り出し、中の紙を出します。
読むときには、紙を見るのはチラッチラッとがいいですね。できるだけ正面を見て話すことにしましょう。
あいさつを終え、紙を置いておく場合には、元あったようにして演壇の右前におきます。持って帰る場合には、内ポケットに入れます。
その後、全体に「一礼」して、歩き出します。
先ほど国旗に礼をしたところまで来たら、振り返って「一礼」。
階段を下りて、自分の席へ戻り、校長先生に「一礼」。来賓に「一礼」してから座ります。
来賓や校長先生への一礼の場所は、学校によって違うことがあります。
「えっ、これってむつかしそう・・・。」と思ったなら、練習をしましょう。
ゆとりを持ってやりたいと思ったら1週間ほど前の、夜がいいです。
事前に教頭先生にお願いして体育館の開いている日に練習をお願いしましょう。
できれば、当日の控え室から体育館までの通路も歩いてみると落ち着きます。
体育館では、椅子の場所や、通るところを教えていただき、実際に一礼をして歩いてみましょう。
本番と同じような様子で練習したいのなら、無理を言って、入学式の前日の夜にお願いしてみましょう。
これで、バッチリですね。
まとめ
入学式の挨拶をしないといけないと、焦ってはいけませんよ。
例文から、自分の言葉に置き換え、声に出して練習。そして、一礼を事前に練習
とやっておけば、安心です。
どうぞ、当日、体育館にあなたのすてきな声を響かせてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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