お子様のご入学おめでとうございます。
やっと、小学生になりますね。
でも、入学式で保護者代表の挨拶をするということで、人前で話す、それも舞台の演壇にたって話をするということが、かなり気になっているあなた。
大丈夫です。
私から、小学校の入学式での保護者代表の挨拶をする時のコツや挨拶の例文、そして、挨拶の前後の一礼の順番についてもお伝えします。
小学校の入学式での保護者代表の挨拶のコツ
かしこまった挨拶をするというだけで、「そんなの無理 無理」なんて思ってしまいますね。
でも、コツさえわかっていれば、何とかなります。
自分のオリジナルな挨拶文の作り方
自分で、一から考えて行くのもいいですが、この後に紹介する例文を一度読んでみてください。
気に入ったら、それを声に出して読んでみましょう。はじめは小さい声でいいです。
何回か読む内に、「うんうん。」と納得できるところと、「ええっ?」「私そんなこと思ってない!!」というところがわかってきます。
「うんうん。」というところは、自分の言葉として使いましょう。
「ええっ!!」というところは、自分の言葉に言い換えてみましょう。
さて、これで、自分のオリジナルな挨拶文ができました。
できあがった文は、パソコンで打ってみるとか、紙に丁寧に書いてみましょう。
練習の仕方
「やったー。これで挨拶文ができたぁーー。」と満足していても、本番にちゃんとできるかどうかって、ちょっと気になりませんか。
やっぱり、練習しましょう。練習しておくと、本番で上がりにくくなりますよ。だって、自信が出てきますから。
練習を始めるのは、入学式の3日前、3日間の練習です。集中してやりましょう。
できあがった挨拶文を、読む時のポイントは、
新入生に話しかけるところは、実際にあなたのお子さんに話しかけるようにして、やさしくゆっくりと読みましょう。
校長生生や保護者の皆様に話す時には、丁寧に、「お世話になります。よろしくお願いします。」っていう気持ちを込めて読んでみましょう。
そんなふうに気持ちを込めて読むと、棒読みにはなりませんし、自然な抑揚がついて、皆さんが聞きやすい話し方になります。
自然な感じっていうのは、ずっと紙を見て、挨拶するというのとは違いますね。
基本は、正面を見て時折チラッチラッと紙を見るようにするといいですね。そう、アナウンサーがしているように、あれです。
それと、声の大きさですが、次第におなかから声を出すように練習してみましょう。
事前に、おうちの方に、伝えておいてくださいね。ビックリされると困りますので・・・。
ところで、挨拶文をすべて覚えてしまって、本番では、紙を見ずに挨拶をするというやり方もありますが、これは、かなりハードルが高いですね。
あなたが、そうしたいと思っておられるのなら、1週間前からじっくりと始めましょう。
それと、とっておきの練習方法があります。
挨拶文を持って洗面台か鏡台の前にいってください。そこで、読む練習をします。
これは、鏡の前で、優しい笑顔で読む練習です。自分の顔って見えませんから、鏡を見て表情を豊かにしながら練習を進めてください。
これを、1日30分やりましょう。
本番でのコツ
さて、本番になりました。練習したことが、そのまま出ます。大丈夫です。
ここで、ワンポイントアドバイス。
挨拶文を見ながら言う、見ずに言う、どちらにしても、挨拶文はちゃんと持って行きましょう。演壇にも持っていきましょう。
もし万が一、緊張して途中で詰まった時のために、主な言葉のところにマーカーなどで印などをつけておくと、ちょっと見るだけで続きの話がわかりますので、すごく助かりますよ。
挨拶の例文
新入生の保護者を代表いたしましてご挨拶させていただきます。
1年生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。
(1年生を見て)
みなさんは、今日から、○○小学校の1年生になりましたね。楽しいことがたくさんありますよ。
元気いっぱい、勉強したり、遊んだりして、お友だちをたくさんつくってください。困ったことがあったら、いつでも先生にお話ししましょうね。
これから、大人の人や6年生の人ににお話をしますので、待っていてください。
(来賓→校長先生→6年生と目を移しながら)
ご来賓の皆様、また、校長先生はじめ先生方、そして、6年生の皆さん。
新入生を、とても温かく迎えていただきありがとうございます。
保護者としまして、この日を迎えられてとても嬉しく思っています。
また、これから始まる学校生活に、子どもと私たち保護者も期待と不安でいっぱいです。
学校になれるまでは、親子共々お迷惑をおかけすることもあるかとは思いますが、どうか温かい目で見守っていただきたいと思います。
6年生の皆さん、1年生の子が、困っていたり、泣いていたら声をかけてあげてくださいね。よろしくお願いします。
(1年生を見て)
さて、1年生の皆さん、お待たせしました。
ちゃんとして待っててくれましたね。しっかりしてい手とても安心しました。どうぞこれから頑張ってください。
(全体を見て)
これをもちまして、私からの保護者代表の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(できるだけ普段の言葉遣いにしてみました。学校の雰囲気にあわせて、あなたの挨拶文にしてください。)
挨拶の前と後での一礼の順番
保護者代表の挨拶は、舞台の演台でしますので、自分の席から立って挨拶を終えて戻ってくるまで、立ち止まっての一礼が何回かあります。詳しくお伝えします。
保護者代表の挨拶の順番は、校長先生のお話、教育委員会からの御祝いの言葉、そして、来賓の議員さんの祝辞、PTA会長の挨拶の後になります。詳しくは、学校の教頭先生にたずねておきましょう。
自分の挨拶まで、緊張せずにかわいらしい子どもたちを見守ってあげてください。
司会者から、「次は、保護者代表の挨拶です。」とアナウンスされましたら、
その場で立ち上がり、(保護者席の場合は、まず、保護者に一礼します。)
来賓に一礼。
校長先生に一礼。
舞台に上がり2~3歩進んで、国旗に一礼。
演台に進んで、まず、全体に一礼。
その後、挨拶です。
挨拶が終わりましたら、その逆になります。
入学式が始まってから、「あれ、どうだったかな。」と不安になったら、校長先生や他の方々の一礼をみて、それをまねすることにしましょう。
それと、一礼の仕方は、「45度」と覚えておいてください。
まとめ
人前で話すことがすごく苦手なあなたも、こうして読んでいただいているというのは、なんとしようと思っておられるのですね。
例文から自分の挨拶文にすること、声に出して、笑顔に気をつけて練習することなど一生けんめいやれば、うまくいきます。もし、途中でとちったとしても大丈夫です。気にしないでください。
体育館の皆さんに、あなたの素敵な声を届けてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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