暑くなってくると、良く汗をかきますね。
お子さんも、外から帰ってきたときには、頭から水をかぶったのではないかと思うほどの汗をかいています。
そんな様子を見ていると、お子様などが熱中症にかからなくするにはどうしたら良いかと毎年悩んでおられると思います。
心配な熱中症への対策として一番なのは、水分補給ですね。
ですが、熱中症対策にならないダメな飲み物があるのをご存じですか。
また、ダメな飲み方というのもあります。
そういったダメな方法ではなくて熱中症対策に良い飲み物、良い飲み方をお伝えします。
熱中症対策にならないダメな飲み物とは
水分ならどれでもいいと思ってお子様に飲ませていませんか。
まず、多いのが、甘いジュースとか清涼飲料水ですね。
甘くて美味しいのでついつい飲んでしまいますが、
ジュースなどに含まれている糖分を摂り過ぎますと体内の血糖値が上がってしまい、ペットボトル症候群になることもあります。
甘いものをたくさん摂っていると、おなかがすいたという空腹感がなくなり、食べる量が減ってしまい、結局は夏に体力が落ちてしまうということになります。
ペットボトル症候群とは、
甘いジュースとか清涼飲料水などをたくさん飲み続けたことからおきる
急性の糖尿病のことです。
症状としては、倦怠感や喉の渇きや体重の急激な減少などがあります。
本人は、夏バテになったような感じで、のどの渇きを水分不足と思い、さらに、甘いジュースとか清涼飲料水などを飲むために、症状が悪化してしまうことが多いといいます。
次は、お子様には関係のない飲み物ですがアルコール飲料です。
特に夏の暑い時には、「水分補給!」といってビールをよく飲まれる方が多いのですが、
ビールは、アルコール飲料の中でも、カリウムが多くて利尿作用が強いため、飲んだ量以上の水分を尿として体の外に出してしますのです。
そんな時に汗もしっかりかきますので、まるで熱中症になるための飲み物のようです。
体調が悪くなったらスポーツドリンクなどの水分を多くとって、体を良く冷やしましょう。
また、コーヒーにも利尿作用がありますので、熱中症対策にはなりません。
熱中症対策にならないダメな飲み方とは
ダメな飲み方の一番は、冷蔵庫などで冷やして飲むことでしょう。
このことがなぜダメなのかというと、冷えたものをよく飲んで体を冷やしすぎると、胃や腸に良くありません。
下痢になると、体力が一気に落ち込んでしまいます。
次に、ダメな飲み方は、のどが渇いた時に、たくさん飲め乾きによく効くだろうということで、大きなペットボトルを一気飲みすることです。
なぜかといいますと、一度にたくさんの水分を飲みますと、胃の中の胃液が薄くなってしまい胃がうまく働かなるのです。
そして、体調をこわす元になるのです。
熱中症対策に良い飲み物良い飲み方とは
熱中症対策として、まずは、一番手に入りやすいのは、やっぱり水でしょう。
飲むときには、一番からだが喜ぶ飲み方をしましょう。
水は、冷えていればいいと思いますか、ぬるい方がいいと思いますか。
体に良いのは5度から15度の水です。
水分をほしがっている体への吸収がよくて、体の熱を取ってくれるのにちょうど良い温度なのです。
そして、1回に飲む水の量は、コップ1杯と思っておいてください。
これを噛むようにしてゆっくり飲むのが、体にいいのです。
スポーツなどで、良く汗をかいているときは、目安として20分から30分ごとにコップ1杯位を飲むのがいいです。
水だけでは、足りません。
塩分や糖分が必要です。
私は、夏には良く塩飴を持ち歩いています。
次に、お手軽なのが麦茶ですね。
体に必要なミネラルが補給できます。
でも、やはり、体に良い飲み方をしましょう。
そして、先ほど、ビールのところでもお話ししたスポーツドリンクですが、
熱中症の症状(めまい、発熱など)がみられたときに効果があります。
私は、スポーツドリンクは、粉状のものを買ってきて、半分の濃さにして冷やさずに飲んでいます。
外で飲むとつかれた体が楽になります。ただし、糖分や塩分が多いので気をつけることとしては、家の中など屋内で普通の生活をしているときにスポーツドリンクを飲み過ぎると塩分のとりすぎになります。
スポーツドリンクに含まれている糖分や塩分も摂りすぎには要注意ですね。
1日の糖分の目安としては、体重1kgあたり1日1g程度にしておくのが体に良いとされています。
60kgの方は1日60gと言うことですね。
容器の横に記載がありますのでよく見てください。
では、よりお勧めな飲み物はと言いますとミネラルウォーターです。
水道水とはちがって、天然のミネラルがたくさん入っているのに糖分などは入っていません。
ミネラルウォーターのことは、
ミネラルウォーターの種類と保存期間を知って上手に飲みましょう
でも紹介していますのでご覧ください。
最後に、紹介するのは、スポーツトレーナーをしている友人に教えてもらった飲み物です。
友人が教えてくれた内容をお伝えします。
それは、「OS-1(オーエスワン)」という飲む点滴です。
治療経口補水液と言う名前はどこかで聞いたことがあると思います。
それがこの飲み物です。これは病院で受ける血液点滴と同じ成分で作られていて、熱中症に一番必要な電解質を胃の粘膜より吸収させる治療飲料です。
この飲み物は、普段に喉が渇いた時の水分補給としては使えません。
あくまで脱水の症状が起きた場合、病院に行くより素早く手軽に補給治療が出来るという治療飲料です。
税込5400円で送料無料!8000円で代引きも無料【2ケース購入で送料無料】大塚製薬 [OS-1] オーエ… |
まとめ
熱中症対策としては、水などの水分を、体に優しい飲み方をすることが大切です。
では、いつ飲んだら良いのでしょうか。
私は、以前、のどが渇いたら飲んだら良いと思っていましたが、のどが渇いたと感じるときには、体の中の水分は減ってきているのですね。
ですから、今は、早め早めに、一口の水を噛むようにしてゆっくり飲むようにしています。
熱中症対策として、もっと大切なことは、日頃からの体調管理です。
睡眠、運動、食事に心がけて、あなたも家族の皆さんも熱中症にかからないようにして元気にお過ごしください。
熱中症対策については、他にもお伝えしています。
よろしければご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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