PTA会長 お仕事お疲れ様でした。
まもなく近づいてくる卒業式での祝辞も大変ですね。
私から、PTA会長として小学校卒業式の祝辞の例文や練習方法、そして本番で上がらない工夫などをお伝えします。
目次
pta会長が小学校の卒業式の祝辞のポイント
主役は、卒業生
さて、卒業式の祝辞となりますと、先生方への挨拶とか保護者への言葉とかが気になります。
でも、卒業式の一番の主役は、『卒業生』なんですね。
このことを、まず頭に置いておきましょう。
一番伝えたいこと
祝辞の全体の流れは後からお伝えしますが、祝辞で一番伝えたいことから考えましょう。
卒業生にこれから頑張ってほしいこと や
卒業生に気をつけてもらいたいこと などなど
自分の言葉で伝えましょう
この後、例文を紹介しますが、例文を声を出して読んでみましょう。小さな声でもいいです。
読みながら、「すぅーーー」と違和感なく流れるところは、そのまま使えるところですね。
「うんっ?」「えぇぇーー」となったところは、あなたの思いとは違うところですので、そこは、自分の言葉に置き換えましょう。
こうして手直しをしていくと、例文が自分の言葉になっていきます。
是非やって見てください。
自分なりの祝辞ができあがったら、校長先生に是非見ていただきましょう。
内容が、重なっていないかどうかを確かめるためです。
卒業式の祝辞の順番や例文
卒業式の祝辞の順番
2 お祝いの言葉 (卒業生 保護者)
3 伝えたいこと
4 先生方・保護者の皆様へのお礼
5 最後の挨拶
2 3 4 は入れ代わることがあります。
例文 1
卒業生のみなさん、卒業おめでとう。
又、今日晴れて卒業を迎えたお子様の姿を心から祝福していらっしゃる保護者の皆さま、おめでとうございます。
卒業生の皆さん、今ここで、今までの小学校生活をそっと振り返ってみましょう。
目をつむっても、胸に手を当ててもいいです。
(間)
どうですか、思い出せましたか。
思い出の一つ一つの中には、楽しかったことやうれしかったこと、そして、悲しかったこと、悔しかったことがたくさんあると思います。
一人ひとりのその思い出のすべてが、あなた方のとっても大切な宝物です。
嬉しかったことは、きっと友だちにしてもらったり、言ってもらったことでしょう。そのことをこれから、友だちにしていきましょう。
悲しかった思い出は、人を大きくさせると言います。友だちが困っているときには、ちょっと声をかけてあげるといいですね。
これから、大きく羽ばたいていくあなた方のまわりには、家族はもちろん友だちがたくさんいます。
その友だちを増やしたり、もっと仲良くなる魔法の言葉があります。
それは、何でしょう。
それは、「ありがとう」の一言です。
恥ずかしいときもあると思いますが、嬉しいときには「ありがとう」とはっきりと伝えましょう。
さあ、早速、今日家に帰ったら家の人たちに、大きな声で「ありがとう」と言ってください。もちろん、お世話になった先生方にもです。
今日の卒業を迎えられたのは、みなさんを育ててくださった家の方、いつもそばで応援してくれた先生方のお陰ですから・・・。
みなさん、中学校でも元気で、自分らしさを活かして、 勉強や部活に励んでください。私も陰ながら応援しています。
さて、卒業生の保護者の皆様、ご卒業、誠におめでとうございます。
また、PTA活動に日頃からご理解・ご協力をおり、深く感謝申し上げます。
また、最後にさいごになりましたが、校長先生はじめ教職員の皆様、六年間、子どもたちを温かく、時には力強く導いていただき、PTAとして、また、一保護者としても、心からお礼申し上げます。
以上で私の挨拶とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。
例文 2
○○名の卒業生の皆さん、そして保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。
先ほどの卒業証書授与では、一人ひとりが、しっかりとして証書を受け取っている姿にとても感動しました。
あなた方を1年生の時から見守ってきましたが、本当に立派に成長され、今日卒業の日を迎えられることを、共に喜び、心からお祝い申し上げます。
また、校長先生をはじめ諸先生方には、温かく、時には厳しく子ども達を導いていただきました。お礼申し上げます。
また、校内外でのPTA活動等々にもご指導いただき、卒業生とその保護者を代表して重ねて感謝申し上げます。
さて、卒業生の皆さん、
普段の、集団登校で下級生に優しく声をかけてあげてましたね。
また、運動会で見せてくれた、力強い走りや、友だちと協力して作り上げた団体演技。
そして、音楽会で披露してくれたすばらしい歌声
目標に向かって頑張る様子や、友だちを大切にする姿など、本当にありがとう。
これから、皆さんは、大いなる希望と夢をもって中学校の生活をスタートさせます。友だちを大切にして大きくはばたいてください。
素晴らしい学校生活となることを祈念して私からの祝辞とさせていただきます。
本日はおめでとうございました。
卒業式の祝辞の練習や上がらない工夫とは
祝辞の練習
当日までに、日にちがある場合は、祝辞の原稿を見ずに話すための練習もできますが、あまり日にちがないときには、原稿を見て話をするようにするといいです。
原稿を見て話すというのは、マイナスなことでは決してありません。
気をつけないといけないのは、
はじめから最後まで原稿に目を向けっぱなしになると言うことと、一字一句間違えないように「読む」ことに集中するあまり、「伝える」ということが飛んでしまうということです。
時折、目を上げて会場を見渡すことやあなたの気持ちを伝えることを大切にして練習を始めましょう。
練習は、集中して5日前から始めましょう。
練習の内容は、書き上がった原稿を、見ながら声に出してゆっくり読むことです。
家族にちゃんと話しておいてから、張りのある声で読みましょう。
何度か読んだら、時折原稿から目を離して前を見るようにしましょう、そう、ニュースのアナウンサーがしているようにです。
原稿から時折目を離して、顔を上げることになれてきましたら、会場を見回すような感じで読んでみましょう。
そして、あなたの気持ちを伝えることです。そのためには、見たことのある卒業生の顔を思い描いて、その子ども達に話すつもりで読むようにするといいです。
1日に読む回数ですが、1回3分として5回以上は読みましょう。くれぐれもはじめから10回なんて無理はしないようにしましょう。
これを、5日間します。5日間が無理なら、3日間でもいいです。
祝辞の時に「上がる」ことへの対策
「上がる」というのは、「緊張すること」ですね。
緊張するのは、「うまくやろう」という前向きな気持ちの裏返しです。
緊張することは、誰しもあります。至って普通のことなのです。
「緊張するのは、当たり前」と思うと、ずいぶん違ってきますよ。気の持ちようです。
少しくらい「上がって」いても、しっかり練習をしておけば、大丈夫ですよ。
まとめ
卒業式まで、日にちがある場合には、いろいろと考えることができますが、近づいてきてからは、あまり、準備ができませんね。
例文を活かして、自分の言葉にしてやって見てください。
当日の祝辞が成功しますようお祈りしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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