車をお使いの方は、通勤やお買い物などに乗っておられますね。
でも、ある朝、エンジンがかからないなんてことになったら・・・。
ドライブの途中、休憩の後、車のエンジンがかからなくなったら・・・。
特に冬に車のエンジンがかからなくなる原因の80%がバッテリーの故障という調査結果があります。
バッテリーのことを少しでもわかって、いつでも車が使えるようにしておきたいですね。
私から、車のバッテリー上がりの原因は何?あなたの車は大丈夫?として、バッテリーのことをお伝えします。
車のバッテリーのお話
車を使って、通勤や買い物に行くのには、ガソリンを入れておかないといけませんね。
ガソリンがなくなると、車は走ることができません。「ガス欠」って聞いたことありますね。
では、車が動くのには、ガソリンだけで他はいらないのでしょうか。
実は、車が走るのには、ガソリンだけではなくて、電気が必要なのです。
家のテレビや冷蔵庫は、コードをコンセントにさしておけば、外からどんどん電気が流れてきますので、停電にでもならない限り、ちゃんと動いてくれています。
でも、車には、電気コードがありません。
車は、エンジンが動いているときには必要な電気は自分で作っているのです。
その作っている電気で、ブレーキやエアコンを動かしたり、ライトをつけたりします。
また、テレビやオーディオで乗っている人を楽しませてくれます。
でも、車が停まっている時は、電気を作ってはいません。
では、エンジンをかけるための電気はどうしているのでしょうか。
実は、車の中に電気をためているのです。
その車の中で電気をためておくところが、『バッテリー』です。
車のエンジンをかけるのには、たくさんの電気が必要で、バッテリーは、必要な電気をたっぷりとため込んでいます。
でも、もし、バッテリーの中にためている電気が少なかったらどうなるでしょうか。
エンジンをかけることができなります。
エンジンをかけるだけの電気がバッテリーに入っていない状態を『バッテリー上がり』といいます。
車のバッテリー上がりの原因は?車の使い方から
バッテリーに電気がしっかりたまっていない状態、「バッテリー上がり」になると、エンジンがかからないことをお伝えしました。
では、「バッテリー上がり」の原因はどんなことでしょうか。
車の使い方から考えて行きましょう。
普段あまり使っていない車
車を使うのが週末だけで、普段はガレージや駐車場に置いている車は、どうでしょうか?
車は、停まっているときには電気を作っていません。しかも、バッテリーにたまっている電気は、放っておくと少しずつ、少しずつですが減っていってしまうのです。
普段の日には、少しずつ減っていく電気ですが、週末にエンジンをかけて、長い時間走りますと電気はどんどんたまっていきます。満杯状態になると安心です。
でも、10分とかの少しの時間だけだとバッテリーには十分な電気をためることができません。
車を普段あまり使っていなかったり、使っても少しの時間だけという場合には、「バッテリー上がり」になりやすくなります。
新車や、バッテリーを新しくした車でも、あまりのらない場合は、半年で「バッテリー上がり」になることがあります。
エンジンをかけずに長い時間DVDを見たり音楽を聴いたりする車
一人でゆっくりしたいからと、ドライブの途中などで、エンジンを切ってDVDを長い時間観たり、音楽を聴いたりする車は、どうでしょうか。
エンジンをかけずにいると電気をためることができないので、その時に使う電気は、バッテリーにたまった電気を使うわけですね。
これを繰り返ししていますと、バッテリーに電気があまりたまらなくなりますので「バッテリー上がり」の原因になります。
エンジンをかけてエアコンやヘッドライトを点けている車
ここで、気をつけておいてほしいことがあります。
エンジンをかけたままでアクセルを踏み込んでいない状態を「アイドリング」といいます。
実は、車は「アイドリング」のときに作る電気は、走っているときと比べて、かなり少ないのです。
「アイドリング」で、DVDを観たり、音楽を聴くくらいなら、あまり電気は使いませんので大丈夫と思われますが、
車の外が、暑かったり寒かったりしてエアコンを使い、その上に、周りが暗くて怖いからと言ってヘッドライトを付けたりしますと、ためる電気より使う電気の方が多くなってしまいます。
すると、一旦エンジンを切った後、次にエンジンをかけるときにはかからないと言う「バッテリー上がり」状態になる可能性があります。
実は、気がつかないうちこの状態になっていることがあります。
それは、ゴールデンウィークや、シルバーウィークなどの時の長時間の渋滞です。
エンジンはかかっていても、ノロノロ運転ですので、「アイドリング」状態です。乗っている人は、暑いのでエアコンをガンガン使っています。夜であればヘッドライトを点けています。
この状態が続くと、渋滞を抜けてからの休憩の後にはエンジンがかからない「バッテリー上がり」状態にもなりかねません。
古いバッテリーを使っている車
バッテリーは、しょっちゅう電気をためたり、出したりと働いてくれています。ですから、年数がたちますと、新品の時のようにたくさんの電気をためることができなくなります。古くなったバッテリーは、エンジンをかけるのに必要な電気をためることができなくなってくることがあるのです。
ですから、少し電気を使うだけで、「バッテリー上がり」状態になることもあります。
バッテリーの寿命はといいますと、平均2年から3年と言われています。これは、車の使い方によっても違いますので目安と考えてください。
車が「バッテリー上がり」になりかけを知る方法
車のバッテリーに電気があまりたまっていないバッテリー上がり」になりかけの状態を知る方法があります。
ヘッドライト
夜、近くに家がなくて迷惑がかからないところで、自分の車の周りに他の車や人がいないことを確かめてから、
ヘッドライトを点けてから、アクセルを踏んでエンジンの回転をあげてみましょう。
エンジンの回転をあげたときに、ヘッドライトが明るくなり、アイドリングに戻したときに暗くなるようなら
「バッテリー上がり」になりかけと考えていいと思います。
パワーウィンドウ
パワーウィンドウがついている車なら、窓のあげさげの速さが遅くなったら要注意です。
クラクション
クラクションの音の大きさが、「あれ、こんなに小さかったかな。」と思ったら要注意です。
ワイパー
雨の日に、ワイパーの動きが遅くなったと感じたら、要注意です。
車のバッテリー上がりを防ぐにはどうしたらいいか
では、車のバッテリー上がりを防いで快適に使うにはどうしたらいいかを考えてみましょう。
4日に1度はエンジンをかける
平日はのっていなくても週末には長い時間使っている車だといいのですが、2週間以上使っていないとかつかっても短時間という場合には、4日に1回エンジンをかけることをオススメします。
その時に気をつけることをお伝えします。
まず、エンジンをかける時には、エアコンやオーディオやテレビは切っておくこと。時間は、30分くらいがいいです。もし、時間が無ければ、アクセルを少し踏んで、2000回転くらいにして10分間という方法もあります。
気になるガソリンの量ですが、大まかに言うと、30分で500ccくらいになります。
エンジンをかけていないとき
エンジンをかけていないときに、DVDを観たり、オーディオを使ったりしないことです。
エンジンがアイドリングのとき
エンジンがアイドリングで回転が低いときには、エアコンはできるだけ使わないようにしましょう。ヘッドライトは切っておきましょう。
バッテリーのメンテナンス
「車のバッテリー上がり」を防ぐには、バッテリーのおもりすなわちメンテナンスをしておくことです。
点検項目は
- バッテリーの外観(膨らみがないか。白い粉がついていないか)
バッテリー端子(緩みはないか)
バッテリー液(規定の量が入っているか)
となります。
よくわからない方は、ガソリンスタンドガソリンを入れるときに見てもらってください。
まとめ
車は、ガソリンだけでは走りません。
バッテリーに電気をたっぷりとためておくことが必要です。
バッテリーに電気をうまくためて快適にお使いください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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