あなたは、車の運転を良くされているのですね。
一般道を運転しているときには眠気はあまり感じません。
でも、高速道路を長時間運転するとなると、眠くなってしまって、ひやっとした経験があると思います。
大事故を起こさないためにもしっかりと眠気対策をしていきましょう。
今回は、高速道路の眠気対策としてその原因とチェックリストについてお伝えします。
高速道路での眠気対策で眠気に襲われるのは疲れた人だけ?
一般道は、運転していて様々な刺激があるのであまり眠くはなりにくいです。
ところが高速道路は、ご存じのように、道自体が直線のところが多くてカーブが少なくなっています。
おまけに信号機もありません。
ですから、一方向一定速度の走行となり、運転操作が極端に少なくなります。
また、前方の景色も単調になりますので眠気を感じてしまうことが多いわけです。
では、この高速道路を運転中の眠気は、睡眠時間の少ない人や疲労のたまった人などだけに起こるのでしょうか。
この高速道路を運転中に眠気を感じることを高速睡眠現象といいます。
ハイウェイ・ヒプノーシスとも言われています。
このハイウェイ・ヒプノーシスのときに、脳はどうなっているのでしょう。
高速道路の運転中は、視覚情報が少ないので、脳波にはα波が発生します。
α波っていうのは、リラックスするときに出るのです。
普段の生活の中ですと、わかりやすいのが日向ぼっこです。
誰しも日向ぼっこをしていると眠くなって来ますね。
脳の中でα波がでている状態です。
そのひなたぼっこの状態と同じように高速道路を運転中のドライバーの脳の中でα波がでているのです。
ですから、特に疲れた人だけではなくて、高速道路を長時間運転しているドライバーの多くが眠気を感じているのです。
また、この状態では、たとえ目を開いても、判断力や注意力などがかなり落ちています。
普段健康な人でも,高速道路を長時間運転すると眠気に襲われるのですから、
睡眠が不足している人や、疲労がたまっている人は、すごく危険な状態になりやすくなります。
高速道路対策!居眠り運転を起こしやすいデータ
今までの交通事故を分析から、居眠り運転事故を起こしやすいというデータがあります。
まず年齢では、20~24歳が一番多くて、次に30~39歳、50~59歳となっています。
居眠り事故が多く発生している時間帯は、早朝の午前3~4時と午後3~4時となっています。
また、天候が曇りの日に事故が多く発生しています。
晴れた日は、明るい光が眠気を減らしてくれています。
雨の日は緊張感が高まって眠気を感じにくくなっています。
高速道路での眠気チェック
晴れた日よりも曇りの日に、高速道を長時間走行中のドライバーには、眠気が襲ってくることが多いことがわかりました。
しかし、運転しているドライバーって、かなり眠い状態になっていたとしても、それがとても危険な状態だとは気がつかないことが多いです。
ですから、ドライバーの眠気チェックリストを作りました。
この中のどれかに当てはまるものが出てきたときは、本当に危険な状態になっていると自覚してください。
□他のいろいろなことを考えて運転に集中できなくなる
□ぼんやりしている
□信号や交通標識、高速道路の出口を見落とす
□ちょっと前の数キロであったことが思い出せない
□頭が重くなる、下がる
□瞬きの回数が増える
□たびたびあくびをする
□まっすぐ走れず、車がフラフラする
□知らないうちに路肩を走っている
□車間距離が詰まる
□隣の車線や後方の車両に気づくのが遅れる
□イライラしたり、落ち着きがなくなる
どうでしょうか。
今までの運転を振り返って、当てはまるものがあったあのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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