お子さんがいよいよ来年の4月に小学校にご入学なさるのですね。
おめでとうございます。
ここまで大きく育ててこられるのが、本当に大変だったことお察し致します。
そして、今、お子さんの入学に向けて、いろいろ準備を進めておられることと思いますが、その中でも、ランドセルの購入には、いろいろとお悩みのことと思います。
ランドセルの選び方についてお伝えします。
ランドセルを選ぶ時には お子さんの気持ちを大切に
ランドセルと言えば、少し前までは、男の子なら黒色、女の子なら赤色だったのですが、今では、本当にたくさんの色のランドセルがあります。デザインも、豊富に揃っています。
どれにしようかと選ぶ時に、ついついあなたの基準で選ぶような感じになっていませんか。
ランドセルを、毎日使うのはお子さん本人です。
そして、ランドセルを選ぶのは、お子さんの一生の中で1回だけなのですね。
ですから、お子さん本人が好きなランドセルを選ぶようにしましょう。
では、あなたのすることは、何でしょうか。それは、「アドバイザ-」です。
お子さんの体型とか性格などに合わせて、「これがいいんじゃない。」とさりげなく言ってあげることだと思います。
「選ばせても、うちの子は、『何でもいい。』なんて気のない返事が返ってきそう。」という時には、
「学校に行っているお兄ちゃんやお姉ちゃんが、毎日背中にせおって行ってるでしょ。
ランドセルって、あなたが毎日持っていくんだよ。大切な本やノートを入れて毎日使うんだから、自分の気に入ったのがいいね。」というように、
本人が使うことやランドセルの大切さをお話ししてあげてください。
こうしてお話ししますと、「そのことは、わかるんだけど、子どもが奇抜なものを選んでしまいそうで心配です。」という声が聞こえてきます。
でも、今では、個性が大切にされる時代です。どんなデザインのランドセルでも、友達の間で浮いてしまうとか違和感があるという心配はしなくて良いと思います。
また、「6年間飽きずにちゃんと使えるかな。」という心配もあるかと思いますが、お子さんが自分で選んだものなら6年間大切に使うことと思います。
ランドセルを選ぶ時に、「アドバイザー」として、あなたが事前に調べておくことは、ランドセルの軽さや耐久性です。
お子さんが小柄で重さが気になる場合には、軽いランドセルは、どれかと調べておきましょう。
でも、実のところ、軽さが重要になるのは、入学して半年ぐらいだと思います。
お子さんの体は日々成長して大きくなっていきますからね。
軽さを大切にしないといけない場合は、後からお伝えします。
また、お子さんが、とても活発な場合には、耐久性に優れたランドセルを下調べしておきましょう。
でも、活発だから、ランドセルの扱いが雑になるということは、イコールではありません。
大切なランドセルですから、その使い方のルール
(ランドセルを置くときには、かぶせの部分を下にして置かない。肩紐は、片方だけでは使わない。などなど)
をよく話しておいて、普段から気をつけさせることで、活発なお子さんもランドセルを大切にしていくことと思います。
そうした、お子さんの成長や使い方も含めた、あなたのアドバイスがお子さんの選ぶポイントになってくると思います。
お子さん自身が選ぶには、実際に商品を手に取ってみることや、
実際に教科書くらいの重さを入れて背負って歩いてみることです。
私の友人のお子さんは、有名なランドセルメーカーのランドセルを背負ったときに、背中が痛いと言って、違うのを購入されたそうです。
ランドセルの選び方 軽さについて
ランドセルの重さについては、ランドセルの素材の違いによるところが大きいです。一般的に軽い順からあげると、
クラリーノ(人工皮革)<牛革<馬革(コードバン)ということになります。
軽いクラリーノ(人工皮革)なら790gくらい、
重い馬革(コードバン)なら約1,600gくらいで、
平均的な重さは1,000g前後と思っておいてください。
でも、実際には、このランドセルに、教科書(1冊200gくらい)などを入れますので、
ランドセル単体の重さは、あまり重要ではないのではと思います。
でも、お子さん自身の体が大きくなくて、体力的に不安な場合や、
自宅と学校の間に結構な距離があって、通学に時間がかかる場合などは、
ランドセル本体だけでも軽いものを選んだ方がいいと思います。
また、あるお子さんが、お店で実際に、ランドセルを背負ったときに、重さの重い方が軽く感じたということを聞きました。
ランドセルの重さというのは、単体の重さではなくて背負ったときのフィット感が大切だと言うことです。
こういうことからも、実際に背負ってみて選ぶことがとても大切です。
ランドセルの選び方 耐久性について
ランドセルの耐久性について考えてみましょう。
まず、ランドセルの素材そのものが強くて傷がつきにくいことがあげられます。
次には、縫製です。均等で端まで縫ってあるかという点です。
また、へりが細かくできていること。
最後に、型崩れしないことです。
ランドセルの素材そのものの強さとしては、
[天然皮革] コードバン(馬)→牛革→ヌメ革→クラリーノ (タフロック→レミニカ→エフ)[人工皮革]の順になります。実際に、とがったものでひっかくなどすると、天然皮革の強さがわかると思います。それ故、型崩れにも強いです。
まとめ
お子さんが、一生に1つだけ6年間も使うランドセルです。
たくさんの情報を集めて、お子さんにアドバイスしましょう。
お子さんとあなたで知恵を出しあって決めるランドセルです。
お子さんとあなたの思いがしっかりこもり、6年間大切に使われることと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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