食中毒は、重篤な状態になると、命の危険さえあるとされています。
その原因としては、「細菌性」のものがあります。
しかし、人から人に「うつる」食中毒があります。
私から、うつる食中毒の原因と対策をお伝えします
食中毒がうつることの原因は?
あなたは、「ノロウィルス」って言葉を聞いたことがあるでしょう。
その「ノロウィルス」食中毒がうつっていく原因の一つなのです。
他にもいろいろとありますが、このことについて、詳しく見て行きましょう。
昔(といっても最近のことですが)ノロウィルスによる食中毒は、
ウィルスに感染した二枚貝(牡蠣など)を食べることで、
発生すると言われてきました。
でも、実際には、二枚貝を食べていない人から広がっていました。
そこで、研究が進み、
今では、ノロウィルスは、
人から人へとうつることがわかってきました。
これが、食中毒がうつるということです。
食中毒のなかでもウイルスによる感染した場合の症状としては、
急性胃腸炎があげられます。
具体的な症状には、強烈な腹痛や下痢、発熱などがあります。
しかし、3日~5日で、回復に向かいます。それは、下痢によりウイルスが体外へと出てしまうからです。
しかしながら、人によっては、重症化する場合があります。
そのようなときは生命に関わる場合もあります。
食中毒がうつらないようにする方法とは?
以前は、流行するのは、冬の初めから、春頃まで、といわれていましたが、
今では、3月から、10月にかけても発生することがあります。
通年を通して、注意が必要です。
ノロウイルスに感染した場合、
小さいお子さんや、ご高齢の方が、
重篤になることが多いといわれています。
ですから、家族に小さな子がいるなら、うつされないことを、しっかりと考えて行く必要があります。
では、ノロウィルスは一体どうやって人から人へうつっていくのでしょうか。
実は、菌を持っている人の唾液やくしゃみにのっていきます。
空気中に漂っている場合もあります。(飛沫感染といいます。)
そして、たくさんの人が触ったものには、たくさんのウイルスがついている可能性が大きいです。
こんな話を聞くと、ウィルスを防ぐことなんて、
「できへんやん。」といわれるでしょう。
でも、あるのです。
マスクの着用と、
帰宅してからのしっかりとした手洗いです。
うつる食中毒に家族が感染したらどうしたらいいの
外出時には、マスクもちゃんとしてた。
帰ったら、石けんでしっかりと手を洗った。
でも、うつるときには、うつります。
お子様などの家族の方が嘔吐した場合ですが、素早く処理をします。
アルコール系の消毒薬は、ウィルスには効きませんので、
塩素系の漂白剤を薄めたもの(キャップ約4杯の漂白剤を1リットルのペットボトルにいれて水で薄めたもの)を使い、処理をします。
使い方は、漂白剤を薄めたものをスプレーしてタオルで拭くことです。
床、壁、家具、特にトイレ周りを念入りに、消毒しておきましょう。
急いでいますので、マスクや手袋はできないかもしれませんが、できるだけ着用するようにしましょう。
まとめ
食中毒がうつって感染しないためには、マスク・手洗い・うがいが効果的です。
万が一感染して嘔吐などの症状が出た時のために
塩素系の漂白剤を薄めたもの(キャップ約4杯の漂白剤を1リットルのペットボトルにいれて水で薄めたもの)
を用意しておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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